この閉塞的な日々に、否が応でも自分というものが浮き彫りになってくる。 規則的な毎日がもたらすそれが怖いから、わたしはいつもスケジュール帳を移動と行動で埋めていた。 ひとりでいると自分は、勝手に深く落ちていってしまう。10歳の時にソファに沈んで…
茄子の味噌炒めをおかずに、白いご飯とビールを一缶開けて晩ご飯とした。 溝口健二の『夜の女』をパソコンで観ながら。 食事が終わって、まだ映画は続いていたから、電気を消してそのまま続けた。 開け放っていた窓からは、夏の夜の風が吹いた。 わたしがこ…
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